鉄鋼業界においては、産業部門の中でも温室効果ガス(CO2)排出量の比率が高く、脱炭素社会の実現に向けた対応が喫緊の課題となっています。
当社は環境負荷低減の重要性を認識し、自主的な目標設定と削減施策の実行を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
カノークスグループは、2030年度までに温室効果ガス(CO2)排出量を2020年度比で50%削減することを目標に掲げています。
近年ではCO2フリー電力の導入をはじめとした各種施策を段階的に推進しており、グループ全体で着実に削減を実現しつつあります。
現時点ではScope1(自社の直接排出)およびScope2(購入電力等の間接排出)を中心に排出量を管理しております。
Scope3については、削減貢献に資する活動として取り組みを進めております。
主な取り組み内容
エネルギー使用に関する施策
CO2フリー電力の導入
本社・関係会社を中心に、CO2フリー電力の利用を推進。
HEV・PHEV・BEVへの社用車更新
社用車をハイブリッド車・電気自動車へ順次切替え、燃料由来のCO2排出量を削減。
製造・物流プロセスの効率化
輸送距離の圧縮・積載効率の向上
当社グループ会社のロケーションと輸送機能を活用して、輸送プロセスの見直しと距離の圧縮によるCO2削減に取り組みます。
鋼材加工時の端材排出量低減による省資源化
加工工程で発生する端材の量を抑制し、資源の有効活用とCO2削減に貢献。
低炭素鋼材の採用
電炉材の取扱比率向上
高炉材に比べCO2排出量の少ない電炉材の採用拡大に取り組みます。
グリーン鋼材の取扱量拡大
鉄鋼メーカーが開発する低炭素鋼材の取り扱いを強化。
間接業務のデジタル化
ペーパーレス化の推進
経費精算・納品書・請求書などデジタル化を推進することで省資源化を実現。